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2007年3月22日 (木)

iPodコントローラー

高校の放送部の先輩からの依頼でiPodをミキサーからコントロールするマイコン基板を作りました。動作としては、二つのコントロール入力があって、それに従ってiPodのPlay/Pauseをリモートコントロールすると言うものです。一つはミキサのフェーダに仕込んだスイッチの入力で、フェーダを上げるとオン(GNDに落とす)、下げるとオフ(オープン)になるスイッチに繋ぎます。もう一つはこのフェーダ・コントロールを禁止するためのスイッチです。(同じく禁止の場合GNDと導通)

まずは、iPodのコントロールをするための配線と通信プロトコロルですが、資料はココココにありました。

頭出しや再生状況の確認のためにもホイールや表示はそのまま使える状態で置いておくということなので、Apple Accessory ProtocolのiPod Remoteモード(モード2)を使うことにしました。Advanced Remote(モード4)を使うと完全にリモコン側で制御出来る代わりに、表示もスイッチも死んでしまうので、そこら辺も自前で用意してやらないといけなくなって話が大掛かりになっちゃいますからね。

6a00cd96fc5e7a4cd500cd96fe53d24cd5500pi 6a00cd96fc5e7a4cd500cd9789338df9cc500pi で、これが基板です。ご覧の通り小さい基板です。ハトメラグという要望があったので、久々にハトメラグなんてものを使ってしまいました。LEDは動作表示用のものです。本来はiPodの動作状態を表示しないといけない仕様だったんですが、iPodがそもそもそのステータスを返してくれないので、コントロール結果の表示しかできていません。

Ipodcontrolsche続いて、回路図がこれです。ダウンロードはこちらを右クリックしてダウンロードしてください。
iPodControlSche.gifをダウンロード

電気CADとしてはeagleを使用しています。そちらのデータはここからダウンロードできます。ControlBoardSmall2.zipをダウンロード

さらに、iPod用のコネクタの中に基板を埋め込んであります。そちらの回路データはこちらからどうぞ。connector.zipをダウンロード

ソースコードはこちらからどうぞ。iPodControl.zipをダウンロード

WinAVRで、Procyon AVRlibのmakefileを利用しています。ライブラリ自体は使っていないので、WinAVR単体でもコンパイルできることと思います。

2007年3月 7日 (水)

大型表示器実験その5

Bigdispcontroller さてさて、実験が続いておりました大型表示器君ですが、やっとこさコントローラーが動きました。細かいハンダ不良とかがあったり、なぜかリレーのコイルに極性があるらしいのが見つかったりしてなかなか苦労させられちゃいましたが、今日になってやっと動かすことに成功しました。DCモータードライバーのICを使うと高くなっちゃうので、リレーを使って組んであります。DCモーターを反転させないといけないので、極性設定のリレーを1段とその後ろにセグメント選択用のリレーを7つ並べた構成になっています。秋月で5個セット200円の表面実装リレーなのでこっちで組んだ方がよっぽど安上がりなんですよね。

で、実験その4まではネットの上に組んでありましたが、やはり文字は直立してるより若干斜めになっている方がカッコいいですし、裏に黒い背景を入れるのにも板の方が良いだろうということで、ネット作戦は全面放棄してバラシて組み直しちゃいました。

Bigdisp2ということで、こんな風に仕上がりました。前の状態よりもかなり製品っぽくなりましたよね。もうちょっと遠目で見た方がアラが見えなくなって、いい感じになるかも知れません。

で、シリアル入力でデータを表示できるようになっているはずなんですが(まだデバッグしてない)、デモモードも作ってあるのでそれで動いている様子のムービーデータを載せておきます。1セグメントずつ表示されるのもなかなかかっちょいいので、必見です。

BigDisp.wmvをダウンロード
BigDisp.movをダウンロード(WMVが見られない方のために.movも追加しました)

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