2008年9月20日 (土)

基板到着

PCBCARTに発注してあった基板が到着しましたぁ。今回は3種類のボードを発注していたんですが、一つはネタバレしたくないので、ちゃんと動いてからご紹介。:-) とりあえず、赤いLA4902アンプボードと、緑の超小型のiPodコネクタ用の基板です。

Redboard Conboard

写真を並べちゃうと縮尺が全く分かりませんが、アンプの方は貫通部品が並ぶので79mm x 40mmの基板になっています。。例の小型スピーカーの上(ま、下でも良いんですが)にぴったり乗るサイズです。かたやiPodのコネクタ用の基板はコネクタのハウジングの中に収まるような大きさなので、17mm x 13mm程度しかないです。赤いボードの上に12枚は並ぶ勘定ですね。アンプ基板は秋月がキット出しちゃいましたけど、たぶんパターンの質はこっちの方が良いだろうと思うので、音は良いんじゃないかなぁ〜と期待してます。

Connector

Con2

ハンダ付けはされていませんが、コネクタのハウジングに収めてやるとこんな感じです。裏もこんな感じ。余裕で入っていますが、たしか千石とかで売ってる小型のハウジングにも入るサイズにしたんでこのサイズなんだったと思います。サイズ決めたのはこれの頃なのでその時の経緯をちゃんと憶えてないんですよねぇ。千石のコネクタは4段になっててハンダ付けが大変なので、両面に簡単にハンダ付けできるこのタイプが好みです。ちなみに、このコネクタはこちらで買えます。なぜかスウェーデンから郵送してくれます。いちおうランドとしては、Audio outのL/R/GND、リモコン用のシリアル、USB充電用の5V入力、3.3Vの電源出力が取れるようになってます。回路図はこんな感じです。

Schematic

Connectorpins

なお両方とも30枚ずつ作ってあるので、欲しいって言う方がいたらコメントでもつけてみてください。アンプ基板は¥1000/枚、コネクタ内の基板は¥300/枚ということにします。コネクタ自体も欲しいのであれば、さらに¥300/個っていうことでお願いします。コネクタは9/30までで締め切って発注しようと思います。

ここによるとR1には接続された機器の種別を示すための抵抗を入れるようなんですが、どうやら最近のiPodでは別の手段に変っているようです。あまりこの辺は期待しない方がいいです。3.3Vのパワーもたぶん機器判別のネゴシエーションが終わらないと出てこないっぽいので、期待しない方が良いと思います。(R1に470Kを入れたらiPod miniでは出てきましたけど、iPod touchではダメでした)たぶん充電も出来ないんじゃないかな〜〜と思います。

2008年1月 8日 (火)

LA4902モノラルアンプ

以前秋月で買っておいたLA4902を使ってモノラルアンプを組み上げました。2個で300円と安いんですが、ちょっと面白い方式の石で結構いい音するんですよね。DIPではあるんですがピッチが細かいちょっと特殊なパッケージなので、基板を起こしました。いつも通りEAGLEでパターンを引いて、エッチングはせずにEGX-300で切削です。

1 2
Blank

モノラルアンプなので、出力端子(青いの)は2ピンです。ICの横のスイッチはスタンバイコントロールのスイッチです。いちおうiPodとかに繋いで使えるようにしたので、ステレオ入力を抵抗でミックスしてカップリングコンデンサ経由でICの入力に突っ込んであります。ボリュームもiPodのを使えばいいので基板には乗せてありません。

Blank

6 5
Blank

基板の裏を見ると切削で作られたパターンがよく見えますよね。裏面には表面実装部品も乗っています。3pinの小型部品はショットキーダイオードです。ピンもランドも非常に小さいのでハンダ付けは結構大変です。さらにレジストも乗っていないので気をつけないと横のグランドプレーンに簡単にショートしてくれちゃうので、ハンダ付けは非常に難しいです。

3 4


Blank

なんでわざわざモノラルアンプなのかというと、スーパーウーファを作ろうっていうネタもあるんですが、とりあえずHardOffでジャンクで1000円で買ってきたベースアンプをまともに鳴らしたいってのがあったんですね。なんせジャンクなんでボリュームは全部ガリってるし、屋外で使うのにバッテリからインバータ経由で使うとインバータのノイズが全部乗ってくるという代物でした。(平滑コンが容量抜けしてたんでしょうね)

トーンコントロールなんて入れてないので、そこのボリュームは全部ネジで封鎖、ヘッドホン端子もDCジャックに化けてます。もうちょっと体裁良く塞ぐ方法は検討中です。なんせそこそこの音量で鳴らす事を想定してるので、あんまり緩い固定だとびびったりしそうですからねぇ。

これでとりあえず目的の屋外利用しやすいDC仕様のアンプができ上がったわけです。音もなかなかGoodです。18Vくらいまでかけられるので、もうちょっと音量は頑張れるかも知れませんが、とりあえず12V1AのACアダプタを使用して部屋でBGMかけとくには十分すぎるくらいの音量にはできてます。箱の中にはまだ余裕もあるので、バッテリ内蔵なんてのも面白いかも知れませんね。

ま、ともあれ2000円以下くらいでこれくらいのクオリティの物がえられれば、とってもお得だと思います。頒布希望でもあればまたPCBCARTで基板量産しましょうかねぇ。ご希望があれば、コメントでもつけてください。

2007年3月22日 (木)

iPodコントローラー

高校の放送部の先輩からの依頼でiPodをミキサーからコントロールするマイコン基板を作りました。動作としては、二つのコントロール入力があって、それに従ってiPodのPlay/Pauseをリモートコントロールすると言うものです。一つはミキサのフェーダに仕込んだスイッチの入力で、フェーダを上げるとオン(GNDに落とす)、下げるとオフ(オープン)になるスイッチに繋ぎます。もう一つはこのフェーダ・コントロールを禁止するためのスイッチです。(同じく禁止の場合GNDと導通)

まずは、iPodのコントロールをするための配線と通信プロトコロルですが、資料はココココにありました。

頭出しや再生状況の確認のためにもホイールや表示はそのまま使える状態で置いておくということなので、Apple Accessory ProtocolのiPod Remoteモード(モード2)を使うことにしました。Advanced Remote(モード4)を使うと完全にリモコン側で制御出来る代わりに、表示もスイッチも死んでしまうので、そこら辺も自前で用意してやらないといけなくなって話が大掛かりになっちゃいますからね。

6a00cd96fc5e7a4cd500cd96fe53d24cd5500pi 6a00cd96fc5e7a4cd500cd9789338df9cc500pi で、これが基板です。ご覧の通り小さい基板です。ハトメラグという要望があったので、久々にハトメラグなんてものを使ってしまいました。LEDは動作表示用のものです。本来はiPodの動作状態を表示しないといけない仕様だったんですが、iPodがそもそもそのステータスを返してくれないので、コントロール結果の表示しかできていません。

Ipodcontrolsche続いて、回路図がこれです。ダウンロードはこちらを右クリックしてダウンロードしてください。
iPodControlSche.gifをダウンロード

電気CADとしてはeagleを使用しています。そちらのデータはここからダウンロードできます。ControlBoardSmall2.zipをダウンロード

さらに、iPod用のコネクタの中に基板を埋め込んであります。そちらの回路データはこちらからどうぞ。connector.zipをダウンロード

ソースコードはこちらからどうぞ。iPodControl.zipをダウンロード

WinAVRで、Procyon AVRlibのmakefileを利用しています。ライブラリ自体は使っていないので、WinAVR単体でもコンパイルできることと思います。

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